konomanoma

古い家より
ホテルオークラ


長年行きたいと思っていたところへ、やっと行くことができました。

ホテルオークラ東京のメインロビー。
柿傳に続き、設計は谷口吉郎です。








エントランスからまっすぐ進み、ロビーの上を横切るブリッジを越えると、吹き抜けの空間が広がっています。写真で何度も見ていたこの場所に初めて身を置いてみると、静かに佇む美しさに体がゾクゾクするほどの感動を覚えました。

吹き抜けといっても、ただただ大空間なのではなく、あくまでヒューマンスケール。むしろ、高さを抑えた吹き抜けといったほうがいいかもしれません。(実際、上の階に行くと天井に手が届くほどでした)この大きすぎない吹き抜けは、階段4段分床を下げていることもあり、とても落ち着きます。

障子、欄間の組子、壁の織物、照明・・・目に映るものすべてが美しいのは、空間のボリューム同様、それぞれがちょうど良い寸法で調和しているからこそ。そこに、障子からの光がやわらかく射しています。

















梅花の形をしたソファとテーブルのほかにも、吹き抜けとは対照的に、こもるような居心地の良さを感じられるスペースがあるのも魅力で、あちこちのソファに腰を掛け、じっくり味わわせていただきました。



ここにいる間 「もったいない」 を何度も繰り返す夫。もちろん私も同感です。
ここにしかない、こんなにも素晴らしい建築が近々壊されてしまうなんて、とても信じられません・・・




 
| 建築 | 17:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
空気のおはなし
昨夜は建築士会による「環境性能実践セミナー」で銀座へ。



早く着いたので古本を読みながら時間をつぶしたあと、会場に入るとたくさんの人。
環境に対する関心の高さを実感しました。

高気密高断熱化していく住宅に、換気がとても重要というお話し。
現状はシックハウス対策で換気扇をつけっ放しですが、これでは暖房のために消費したエネルギーを換気で捨てているようなもの。
これを改善するために、熱や力を自然のまま利用する「パッシブ」という考え方や、いろいろな方法が考えられ、実践されています。

「全般換気とは排出するより、どう取り入れるかが重要」とのこと。
空気の流れを意識して建物を工夫することで、機械に頼りすぎることなく、気持ちよい住まいが考えられそうです。

学生の時に教えていただいた先生との再会もあり、行ってよかった〜。
| 建築 | 13:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
プロフェッショナル

先週のことになりますが、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、
数寄屋大工の齋藤光義さんが紹介されていました。
なんとなくテレビをつけたらやっていて目が釘付けになり、再放送を録画。
素晴らしい内容で、とても刺激を受けました。

齋藤さんは、数寄屋大工の仕事の真髄を「仕事をしないこと」とおっしゃっています。
計算しつくして造り上げたものでありながら、その仕事を悟られないようにする。
この精神は、茶の湯の精神に通じるものだと感じました。

数寄屋を現代の日本人の生活にそのまま取り込むのは現実的ではありませんが、
そのエッセンスを少しだけ住宅に落とし込む、そんな設計ができるといいかもしれません。
とても難しいことですが・・・。
茶室も、いつか設計してみたいです。

| 建築 | 15:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
林芙美子邸



「林芙美子記念館」に行ってきました。

考え抜いて造られ、愛着を持って住まれた家、すばらしかったです!
大きな家なのに威張ることなく佇んでいました。

今は、長期優良住宅といって断熱材の厚みや熱抵抗値などの基準があったりしますが、
そういった基準とは全く異なる長期優良住宅の要素が凝縮されていると思いました。
広過ぎず、懲りすぎず、豪華過ぎず、過ぎるのは丁寧なつくりだけ。
本当に必要なものだけでつくり、なんでも「過ぎない」ことが大切なのかなぁ。


高崎哲学堂で同じようなことを感じたのを思い出します。
まだ良さを整理しきれませんが、じっくり考えたいと思いました。
林芙美子さんの本も読んでみようっと。









| 建築 | 16:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
トークイベント
 昨晩「建築家に設計を頼むこと、建築家の住宅に暮らすこと」と題したトークイベントがありました。
「建築家が建てた50の幸福な家」という本の刊行記念に行われたイベントで、著者である松井晴子さんと建築家中村好文さん、そして住み手の朝吹剛さんによるお話し。
ところどころ中村さんのお話しに笑いながら、楽しい時間を過ごしました。



この本にでてくる家はどれも築後20年以上経っているもので、どのように住み継がれてきたのか書かれています。50の家それぞれ違いますが、どの建て主さんも自分の家が大好きで、愛着をもって住んでいる。また、そこで育ったお子さんがご家族を持ってその家に住み続けようとしている。
住み手にとってはもちろん、考えた人(設計者)、つくった人(施工者)にとっても幸せなことですね。

なかでも、簡素だけど品がある丁寧につくられた家につよく惹かれます。
そんな家を考え続けていきたいと、一年の締めくくりに思いました。



夕方、近所の友達が釣ったばかりお魚をさばいて持ってきてくれました。
おいしかった〜。いつもありがとう。
漁場はなんと「としまえん」です!!



| 建築 | 10:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
近くにあった建築


やっと暖かくなりましたね。
子供たちの視線の先には、バッタがいます!


再び近くの建築のお話。

よく車で通る道沿いに、白井晟一さんの自邸「虚白庵」があります。
少し前に虚白庵の前を通ったら、解体されているようでした。
調べてみると、やっぱり…解体前に公開していたようです。

初めて本で虚白庵を見たとき、あの塀の先に白井晟一ワールドが!!
と衝撃を受けました。身近なところに、しかも幹線道路沿いに
あの濃密な世界。体験したかった。
| 建築 | 08:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
近くにある建築
たまには、設計事務所らしい内容で。


家族で杉並アニメーションミュージアムへ行ったときのこと。
場所だけ調べて行ったので、建物に入って驚きました。
とても素敵な建築なのです。

入ると、庭に面した吹抜けに大きなガラス戸があり、明るいけれど落ち着いた雰囲気。ゆったりした空間にひとつひとつがきちんとつくり込まれていて、純粋に「きれいだな〜」と感じました。吹抜け部分はロビーで、その奥は結婚式場(マツヤサロン)になっています。その日も披露宴があるようでした。

子供たちのためにと足を運んだミュージアムでしたが、思いがけず素敵な空間に出会えました。入場無料だし、家族でちょっと出かけるのにおすすめですよ〜!


後日、気になって誰が設計したのか調べてみたら、駒沢公園体育館なども手がけた建築家、芦原義信さんでした。かなり前に駒沢体育館へ行ったときも「素敵な体育館!」とうれしくなったのを思い出しました。
| 建築 | 13:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
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